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続エル・アナツイ

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これは何に見えますか。

大きな織物のほんの一部です。写真は数十センチ角くらいでしょうか。
「レッド・ブロック」という作品で、全体は510×334という大きさ。
材料は廃材。
たぶん瓶の首に巻いてある薄いアルミのシールを細い銅線でつないであります。

近くで見ると、本当にお酒かなんかの名前が金色で印刷してあって…
それが一枚一枚丁寧に縫い合わせられて大きな織物に。
天井から吊るすときには、美しいドレープが出るように
アナツイ氏自身がこまかく指示を出しながら、吊るしたらしい。

吹き抜けの館内を歩きながら、いろんな角度から眺める。
光の当たり方によって様々な表情が浮かび上がる。

他にも、空き缶のふたや、ビールやリカーの瓶のふたなどを
加工、再利用して作ってある作品多数。
廃品の再利用というのは、アフリカのどこでも見られる生活文化らしい。

そういうことも含め、彼の背景にある
アフリカの社会、歴史、文化などの関連性も会わせて展示されていたのだけれど
そういうことを別にしても、氏の作品はどれも美しかったなぁ。
Commented by モー at 2010-12-17 13:57 x
金属という感じがしませんね。古い布を縫い合わせたみたい。
どんな素材を使ってもアフリカの色や空気を感じますね(^^)

しかしこの作家のことを知らず見逃してしまいました、残念。
Commented by hitomi_tk at 2010-12-17 23:45
そうなんですよね。
なんか、西アフリカは織物の宝庫らしいんですが、
そういう歴史のあるものに囲まれて自然にしみ込んでいるんでしょうか。
そういう意味では、我々も日本の文化の影響を自然に受けているんでしょうか。

もうちょっと早く行っていれば、ご紹介できたのに、ですね。。
私もぎりぎりに行ってしまって…、残念です。
Commented by モー at 2010-12-18 10:43 x
我々は気がつかないだけで
すばらしく日本人なんじゃないでしょうか(笑)
Commented by hitomi_tk at 2010-12-18 16:36
そうなんでしょうねぇ、すばらしく日本人なんでしょうね(笑)
by hitomi_tk | 2010-12-17 11:50 | 日々のこと | Comments(4)

静かな日常と音楽と…


by jin